顔がむくんでいるときに考えられる理由

ふと鏡を見たとき、顔がむくんでいることに気づくほど、心配なことはありません。まず最初に「やばい、太ったかな」と思うかもしれません。でも、それだけが理由ではありません。顔のむくみにはいくつかの原因が考えられ、その中にはかなり深刻なものもあります。

顔がむくむと、体重の増加や疲労が関係していると思いがちです。しかし、もっと大きな視野で、他の症状にも注目してください。驚くようなことが起こっているかもしれませんよ。

顔のむくみとは?

顔のむくみは、顔の組織に体液が蓄積されることで発生します。時には、首や上腕にも影響を及ぼすことがあります。軽度の顔の腫れは見逃しやすいので、友人やルームメイトに異変に気づいたら尋ねてみるとよいでしょう。

顔が腫れる原因として考えられること

1. アレルギー

アレルギー反応は、腫れを引き起こすことが知られています。皮膚が赤くなり、痛みやかゆみを伴うことがあります。発疹はありますか?それはあなたの体が何かに不満を持っていることを示す明白なサインです。厄介なのは、アレルゲンが何でもあり得るということです。食べたものが原因かもしれないし、新しい洗顔料が原因かもしれません。また、空気中の花粉である可能性もあります。もし、原因が特定できない場合は、アレルギー専門医を訪ねてください。そうすることで、何を避けるべきかがわかります。

2. 薬物反応

薬の中には、顔の腫れを引き起こすものがあります。アスピリン、ペニシリン、サルファ、グルココルチコイドなどは、その一例です。予想される副作用である場合もあれば、そうでない場合もあるので、必ず医師に注意を促してください。起こるはずのない副作用であれば、別の処方が必要かもしれません。

3. 蜂巣炎

蜂巣炎は、一般的な皮膚感染症で、ブドウ球菌や連鎖球菌によって引き起こされることが多いです。主な危険因子は、傷、虫刺され、薬などです。蜂巣炎になると、皮膚組織が腫れ、柔らかくなり、赤くなることがあります。皮膚は温かく感じられ、引き伸ばされたようになり、つっぱるかもしれません。セルライトと混同しないでください。蜂巣炎は致命的です! 抗生物質の大量投与が必要ですので、できるだけ早く救急外来を受診してください。

4. 副鼻腔感染症

副鼻腔の感染、つまり副鼻腔炎が原因かもしれません。10件のうち9件がウイルス、1件が細菌が原因です。副鼻腔炎の症状としては、頭痛、鼻づまり、顔面痛、発熱、咳、喉の痛みなどがあります。ウイルス性の副鼻腔炎であれば、自然に治るので安静にしていてください。細菌性の場合は、抗生物質が必要です。原因を突き止めるには、医師の診察を受けましょう。

5. 歯槽膿漏

顔が腫れている時に歯が異常に痛む場合、歯槽膿漏や歯が割れたり虫歯になったりの感染症に直面している可能性があります。中心部に膿がたまり、大惨事になります。咀嚼時の痛みや首筋の腫れと共に、顎のラインが膨らんでいるのは、その兆候です。歯槽膿漏を放置すると、命にかかわることもあるので、早めに歯科医院を受診してください。

6. 甲状腺機能低下症

甲状腺はとても重要です。甲状腺は、体内の数え切れないほどの機能をコントロールする甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンが不足すると、甲状腺機能低下症として知られる状態になり、代謝の変化が顔の腫れなどの身体的な症状として表れます。また、乾燥肌、抜け毛、ドライマウスなどの合併症もよく見られます。甲状腺の働きが低下していると思われますか?血液検査を行い、薬が必要かどうかを確認しましょう。

顔のむくみは、見落とされがちな重篤な疾患の兆候かもしれません。このような症状がないか、注意してみてください。