なぜ突然、おしっこが燃えるの?

おしっこが燃える」という言葉には、背筋が凍る思いがしますよね。特に、膣や尿道の周辺や内部の敏感で繊細な組織を傷つけると、おしっこが燃えるような痛みを感じるものです。おしっこが燃えるのは、多くの場合、微小な切り傷の結果であり、痛みを伴う灼熱感が生じます。塩分を含んだ尿が、それらの複数の小さな開いた傷に触れると、怪我をする可能性が高いのです。突然の灼熱のおしっこの背後にある理由を知るために、読んでみてください。

セックス

セックスを繰り返したり、潤滑剤が十分でない状態でセックスをしたりすると、おしっこがヒリヒリすることがよくあります。長時間のセックスや、女性が十分に潤滑していない場合、微小な擦過傷がしばしば発生することがあります。時には、特定のアレルゲンに敏感であれば、殺精子剤、潤滑油、コンドームの結果である可能性さえあります。殺精子剤にアレルギーがあると思われる方は、殺精子剤が含まれていないコンドームを購入するとよいでしょう。ラテックスにアレルギーがあると思われる方は、通常の合成潤滑油の代わりに天然潤滑油を試してみてください。すぐに違いに気がつくかもしれません。

尿路感染症

尿路感染症は、男性よりも女性に多くみられます。これは、尿道から膣や肛門までの距離が、男性よりも女性の方が短いためです。そのため、細菌が尿道から膀胱まで移動しやすくなっています。尿路感染症にかかると、おしっこが灼けるような痛みがあり、頻繁におしっこをしたくなります。尿路感染症は、抗生物質で治療し、水をたくさん飲んで尿を薄めれば、感染症の進行を遅らせることができます。

性感染症

おしっこが燃えるのは、セックスの繰り返しや尿路感染症が原因と思われがちですが、性感染症の可能性もあります。そのため、自己判断で診断するのではなく、決定的な検査をする必要があります。おしっこが燃えるという症状でよく考えられている性感染症は、淋病かクラミジアのどちらかです。しかし、ヘルペスもまた、膣内に小さな水泡や炎症が生じ、痛みを伴い、焼けるような感覚を示すことがある病気です。

イースト菌感染または膣内細菌感染

イースト菌感染症は、全体にかゆみを伴い、生臭いにおいのする濃厚な白いおりものが出るので、尿路感染症の症状と見分けがつきやすいと思います。両者に共通する症状は、おしっこの回数が多いことと、おしっこが灼けることです。これらのイースト菌や細菌感染症は、従来、フルコナゾール(抗真菌処方薬)の使用や膣内に挿入する必要のある薬で治療されています。

激しい運動

運動をして筋肉の収縮を感じると、身体は熱を発生します。運動で体が温まると、体液の温度も上がり、膀胱に貯まる尿もその中に含まれます。激しい運動をした後におしっこが燃えるのは、このような理由もあるのです。この熱いおしっこは、運動したことを意味するので、気にする必要はありません。

ウォータースポーツ

細菌は、暗くて湿った環境を好みます。だから、あまりにも長い間ビーチで遊んでいる場合、あなたはあなたの膣が同様に塩や砂に接触してくる可能性があります。この時に繁殖した細菌が、おしっこを焦がす原因になるのです。サーフィンや海水浴の際は、水着をウェットスーツに着替えるなどして、この現象を抑えましょう。

サドルの使いすぎ

普段のジムスーツを着てスピンのクラスに参加しているとき、シートのパッドが十分でなく、汗をたくさんかいていると、シートと履いているショーツの間で常に摩擦が起こるため、外陰部を傷つけてしまいます。これは、セックスが膣内で行うような微小な擦過傷を引き起こし、その部分の感度を上げ、結果として燃えるようなおしっこをすることになります。この現象は、乗馬の際にも起こるので、パッド入りのジョッパーズパンツを使用したり、サイクルショーツを着用することで防ぐことができます。

今度、おしっこの焼け焦げに悩まされたら、これらの原因に注意し、すぐに医師の診察を受けましょう。