料理だけでないオリーブオイルの使い方
地中海沿岸の主食であるオリーブオイルは、健康食品業界を席巻しています。サラダ、ピザ、デザート、そしてほとんどの人のキッチンの食卓に登場しました。しかし、オリーブオイルは料理にしか使えないのでしょうか?実は、オリーブオイルの使い道はキッチンだけではありません。ここでは、そんなオリーブオイルの7つの使い方をご紹介します。
感染症を治療する
厄介な感染症は、不快なものです。もし、手元に薬がない場合は、オリーブオイルを試してみてはいかがでしょうか。研究によると、オリーブオイルに含まれるいくつかのポリフェノールは、抗菌作用がある可能性があるそうです。これらのポリフェノールは、バクテリアや真菌の成長を抑制したり遅らせたりする可能性があります。
さらに研究によると、蜂蜜や蜜蝋と組み合わせた場合、オリーブオイルは呼吸器系の細菌感染症や皮膚の真菌感染症を抑制することができるそうです。これらには、口腔内の鵞口瘡、イースト菌感染症、皮膚イースト菌感染症、スタフ感染症などが含まれます。ただし、オリーブオイルは永久的に感染症を取り除くものではないので、必ず医師の診断のもとで使用してください。
アタマジラミと戦う
シラミを駆除することがいかに難しいかは、シラミに1度でもかかったことがあればわかるでしょう。オリーブオイルは、長時間、たっぷりと塗布することで、シラミを窒息死させることができます。
また、オリーブオイルは髪を潤滑にし、頭皮のシラミや卵を取り除くために髪をとかしやすくしてくれます。従来のシラミの処置に加え、オリーブオイルを使用したい場合は、シラミをとかす前に必ず一晩12時間かけて塗布してください。
おむつかぶれを治す
赤ちゃんは肌が敏感で、かぶれやすいものです。市販の製品に頼る必要はありません。オリーブオイルは、一般的なエモリエントクリームよりも効果的におむつかぶれを緩和する可能性があるという研究報告があります。
ハチミツやミツロウと組み合わせた場合、オリーブオイルはサイトカインを抑制します。これらは、免疫システムから放出され、炎症や炎症を引き起こします。この治療法には副作用がないため、従来の治療法に加えて使用することができます。
便秘を改善する
食物繊維の豊富な健康的な食事に加え、オリーブオイルは便秘を治す可能性があります。研究によると、1日4mlから定期的にオリーブオイルを摂取することで、便秘の症状が改善されることが分かっています。ただし、この効果は短期間しか続かない可能性があるので、慢性的な便秘の場合は、医療機関を受診してください。
抜け毛を防ぐ
オリーブオイルは、抜け毛の治療にも有効かもしれません。オリーブオイルに含まれるシクロスポリンAという化合物を使用すると、髪の毛が抜けるのを大幅に遅らせることができるという研究結果があります。
それゆえ、オリーブオイルは、頭皮などから毛が抜ける脱毛症の治療に積極的に使われています。今度、髪にオイルを塗るときには、ぜひオリーブオイルを試してみてください。
健康な肌を作る
オリーブオイルは、あなたの美容法に加えるのに適しているかもしれません。オリーブオイルの抗酸化作用は、UVB光線による日焼けや皮膚腫瘍などのダメージを効果的に軽減する可能性があることが、研究により示されています。
また、オリーブオイルは乾癬、火傷、妊娠線などを治癒し、健康的で輝くような肌にします。ただし、重度の皮膚疾患に対する従来の治療法に代わるものではありませんので、オリーブオイルを使用する前に必ず専門医にご相談ください。
膝の痛みを和らげる
膝の痛みにお悩みの方は、オリーブオイルがお役に立つかもしれません。研究によると、ヴァージン・オリーブオイルを外用すると、変形性関節症による膝の痛みが、鎮痛剤よりも緩和される可能性があることが分かっています。
さらに、ウィンターグリーンオイルやアルコールと組み合わせることで、オリーブオイルが痛みに効果的であることを示す研究もあります。オリーブオイルを塗った後は、膝をマッサージするようにしましょう。
オリーブオイルの健康への効果を考えると、オリーブオイルを食料品店のカートに常備しない理由はないでしょう。ただし、オリーブオイルを代替療法に使用する前に、必ず医師と相談してください。